農作業ワンポイント

8月

 高温乾燥期は水不足、地温上昇が問題です。高温と乾燥を防ぎましょう。

  • 乾燥・水やりについて
    土壌が乾燥すると肥料分が吸収できず、地温が上がりすぎて根が弱ってしまいます。 また、この時期の果菜類は成り疲れで、草勢が低下ぎみです。マルチ上に敷きワラを施して地温を下げ、乾燥を防ぐとともに生育に応じて適宜かん水を行いましょう。 通路かん水は夕方に、チューブかん水は朝行い、日中のかん水は避けましょう。
  • 乾燥により生じる野菜の症状について
    乾燥により、ナスはつや無し果が発生し、キュウリは苦みが出ることがあります。適宜かん水を行いましょう。 ナス、トマト、ピーマンは乾燥すると尻腐れ症(石灰欠乏症)が発生しやすくなります。カルプラスなどを液肥として葉面散布して予防しましょう。 オクラは草勢が低下し、いぼ果や曲がり果が生じやすくなります。収穫果の下2枚程度の葉を残して、摘葉し風通しを良くしましょう。

7月

 9月に向けて、最も暑い時期の太陽熱を利用して土壌を消毒しましょう。

  • 湿熱+ビニールで熱を蓄え土壌消毒
     ビニールで地面を覆い、7月下旬から40日間、太陽熱を蓄え、土壌中の病原菌や害虫、雑草の種子を死滅させましょう。湿った土の方が、消毒効果があります。
     石灰、基肥を施用しえ畝立てし、土壌水分を保ったままビニールをかけ、高温を維持しましょう。
    ビニールを除去後、不覚耕すと消毒不十分な土が上に上がり、効果が下がるため、注意しましょう。
  • 太陽熱消毒した床を秋の播種床に利用
     9月にニンジンやタマネギの苗床に利用すると、草負けすることがないため有効です。8月下旬~9月播きのホウレンソウや若掘りゴボウ、ダイコンの播種床にも活用でき、土壌害虫の被害回避の効果も期待できます。
  • 遮光資材と切り藁を活用して、暑さ対策
     秋野菜の苗づくり(ハウスや背の高いトンネル+ビニール上に遮光する)、直播床(トンネル遮光またはべたがけ遮光)で発芽を揃えます。畝上にもみ殻を敷くことで地温を下げ、土の表面が固まらず発芽揃いが良くなります。発芽が揃ったら、遮光は晴天時のみ行いましょう。

6月

 今月下旬から果菜の植え付けの時期のため、準備を計画的に行いまし

  • 黒ポリマルチ
    土壌水分の確保と土のやわらかさを保つため、黒ポリマルチを畝に張ります。植え穴は、早めに開け、土で分解したガスを逃がしましょう。
  • 植え付け穴を掘って、穴からかん水
    深植えにならないようポットの大きさより少し大きめの穴を掘り、降雨を利用するか、穴いっぱいになるまでかん水します。
  • 殺虫粒剤の効き目は最長3週間
    植え付けて3週間経つと、定植時の粒剤の効果も切れてきます。エコピタ液剤などアブラムシを窒息させる農薬を散布し、予防しましょう。
  • 苗が倒れないように仮支柱をする
    苗が倒伏したり、マルチに葉がついて焼けたりするのを防ぐため、仮支柱を立て誘引します。早めに本支柱の準備をしましょう。
  • 株元に追肥をしない
    苗の活着の遅れや生育が思わしくない時は、株元に薄めの液肥を施し、生育の回復を図りましょう。株元への粒状追肥は根を傷めるため避けます。
  • 本支柱や誘引棚、ネットを設置
    果菜の生長が早くなり、誘引しないと倒れたり、枝やつるが下に垂れたりします。しっかり本誘引をしましょう。