農作業ワンポイント

4月

 今月下旬から果菜の植え付けの時期のため、準備を計画的に行いましょう。

  • 黒ポリマルチ
    土壌水分の確保と土のやわらかさを保つため、黒ポリマルチを畝に張ります。植え穴は、早めに開け、土で分解したガスを逃がしましょう。
  • 植え付け穴を掘って、穴からかん水
    深植えにならないようポットの大きさより少し大きめの穴を掘り、降雨を利用するか、穴いっぱいになるまでかん水します。
  • 殺虫粒剤の効き目は最長3週間
    植え付けて3週間経つと、定植時の粒剤の効果も切れてきます。エコピタ液剤などアブラムシを窒息させる農薬を散布し、予防しましょう。
  • 苗が倒れないように仮支柱をする
    苗が倒伏したり、マルチに葉がついて焼けたりするのを防ぐため、仮支柱を立て誘引します。早めに本支柱の準備をしましょう。
  • 株元に追肥をしない
    苗の活着の遅れや生育が思わしくない時は、株元に薄めの液肥を施し、生育の回復を図りましょう。株元への粒状追肥は根を傷めるため避けます。
  • 本支柱や誘引棚、ネットを設置
    果菜の生長が早くなり、誘引しないと倒れたり、枝やつるが下に垂れたりします。しっかり本誘引をしましょう。

3月

 夏野菜の準備を早めに。有機肥料を畑にすき込み分解を促進しましょう。

  • 堆肥をすき込み土づくり
    堆肥は、土をふかふかにする役目があります。100㎡の畑に400kgの牛糞堆肥をすき込みましょう。
  • 有機質肥料は3月にすき込み
    油粕(5-2-1)、鶏糞(3-4-3)、米ぬか(2-4-1)などの有機質肥料は、30kg~50kgを100㎡の畑にすき込み、土の中で1か月以上分解を促します。
  • 分解途中での定植は、ガス害に注意
    マルチに定植穴を開けるのは、定植直前ではなく、14日以上前に。土の中に溜まったガスを穴から出しておきましょう。
  • 野菜は硝酸態窒素として根から吸収
    有機質肥料は、2週間たつと、40%が土の中でアンモニア態窒素に変わります。2月はアンモニア態窒素のままで土にとどまり、3月は地温の上昇とともに、亜硝酸から硝酸態窒素へ徐々に変化します
  • 土のpHが高いとアンモニアガス、低いと亜硝酸ガスの可能性
    冬は微生物の活動が鈍いため、肥料の分解が進まず、アンモニアや亜硝酸が土に溜まります。アンモニア系肥料や有機質肥料を多量に施すと、アンモニアが溜まり、土のpHが上がるため、晴天日にはアンモニアガスがガス化します。pHが低いと、硝酸化成菌の活動が低下し亜硝酸ガスが発生します。

2月

 暖かい日には夏野菜の畑の準備と、トンネル栽培の換気を行いましょう。

  • 排水路整備
    まとまった雨に備え、畑の周囲の草を刈り、排水溝を整えましょう。
  • 秋冬野菜が終了したら、残さをすき込む
    根こぶ病の根、白絹病の株、菌核病の株などは畑の外へ。野菜の残さをすき込み、石灰窒素を10aあたり10~30kg入れて、分解を促しましょう。青刈り緑肥をすき込むときは、石灰窒素は2倍量に増やしてください。
  • 極早生・早生タマネギは仕上げ防除、中生・晩生は防除開始
    暖冬や適度な降雨のため、タマネギは軟らかく生育しています。葉の中央が黄色になったり、葉の中央が黄色になったり、葉先が長く白っぽく枯れたりしていれば病気の可能性があります。治療予防薬を散布後、症状が進まなければ予防薬を散布しましょう。
  • トンネルビニールは常時換気、徐々に換気幅を広げる
    野菜は冬になると、トンネル内で軟らかく育ちます。両妻側を少し開け、湿気を抜きながら1週間外気に慣らします。その後、風下側のビニール裾を幅10cm、2m間隔で換気し、1週間後に20cmに広げます。3月の彼岸頃には、片側裾を全て開けて換気し、3月下旬~4月上旬にビニールを除去しましょう。