農作業ワンポイント

2月

 暖かい日には夏野菜の畑の準備と、トンネル栽培の換気を行いましょう。

  • 排水路整備
    まとまった雨に備え、畑の周囲の草を刈り、排水溝を整えましょう。
  • 秋冬野菜が終了したら、残さをすき込む
    根こぶ病の根、白絹病の株、菌核病の株などは畑の外へ。野菜の残さをすき込み、石灰窒素を10aあたり10~30kg入れて、分解を促しましょう。青刈り緑肥をすき込むときは、石灰窒素は2倍量に増やしてください。
  • 極早生・早生タマネギは仕上げ防除、中生・晩生は防除開始
    暖冬や適度な降雨のため、タマネギは軟らかく生育しています。葉の中央が黄色になったり、葉の中央が黄色になったり、葉先が長く白っぽく枯れたりしていれば病気の可能性があります。治療予防薬を散布後、症状が進まなければ予防薬を散布しましょう。
  • トンネルビニールは常時換気、徐々に換気幅を広げる
    野菜は冬になると、トンネル内で軟らかく育ちます。両妻側を少し開け、湿気を抜きながら1週間外気に慣らします。その後、風下側のビニール裾を幅10cm、2m間隔で換気し、1週間後に20cmに広げます。3月の彼岸頃には、片側裾を全て開けて換気し、3月下旬~4月上旬にビニールを除去しましょう。

1月

 昨年の夏秋野菜の反省をして、耐病性台木の活用や、根こぶ病の総合対策を行いましょう。

  • 耐病性台木の活用
    ナス、トマト、ミニトマトの青枯病が発生した圃場では、「トナシム」(ナス)、「グリーンガード」(トマト、ミニトマト)などの青枯病耐病性台木に接ぎ木した苗を活用しましょう。
  • 根こぶ病の総合対策について
  1. アブラナ科野菜(白菜、ブロッコリー、キャベツなど)が10月頃萎れ、根にこぶができるのは、根こぶ病です。発病株の片づけの徹底、排水対策、pH是正、薬剤の苗かん注、本田の粉剤など総合的に組み合わせた対策が必要です。
  2. 根のこぶの中には、球形の休眠胞子が多数入っており、7~10年生きています。根のこぶを綺麗に圃場外に出し、焼却処分をしましょう。こぶをそのまま土中にすき込むと、伝染源を広げる原因になってしまいます。
  3. 休眠胞子が発芽して、水の中を泳ぎ、ナズナなどアブラナ科雑草や白菜などアブラナ科作物の根があると感染して、根こぶを作ります。
  4. 対策は、「排水」「高畝」「石灰によるpH是正」「直播をやめ移殖栽培」「苗の薬剤かん注」「本田に粉剤すき込み」「根こぶ病に強い抵抗性品種」などが効果的です。
  5. 「CRおとり大根」を4~5月に播き(600ml/a)、1か月ですき込みます。休眠胞子が発芽して、ダイコンの根に感染しますが、根こぶはできず、すき込みによって菌は死滅します。

12月

 今年1年の反省をしてみましょう。今回はホウ素欠乏症対策を紹介します。

  • ホウ素欠乏症が出やすい品目
    ホウ素欠乏症が出やすい種類は、アブラナ科野菜、セロリ、トマト等です。ホウ素は過剰にやりすぎると、過剰害が発生します。微量要素肥料FTEやホウ砂については適正な量にとどめましょう。
  • ホウ素欠乏症の発生部位・症状
    ホウ素欠乏症の症状でよく見るものは、ダイコンの芯が褐色になる、ブロッコリーの茎に空洞があくなどです。主に新しい組織や先端部分に現れ、茎葉は硬く脆くなります。先端は黄化や小葉化し、生長を停止。茎や果実では、亀裂やコルク化が生じることがあります。土壌のpHが5.5より低いか、7.5より高い場合や、乾燥によって発生が助長されます。
  • ホウ素入り化成肥料の利用
    多く利用されているホウ素入り化成肥料は、園芸化成250(ホウ素、苦土入り)(12-15-10)です。生育初期からホウ素が吸収されるよう基肥に施しましょう。ホウ素入りでない肥料を利用する場合、微量要素肥料FTEを10a当たり3~4kgを化成肥料と別に土と混合して均一に散布しましょう。ホウ砂を水に溶かして土に散布する方法でもFTEの代わりになります。