農作業ワンポイント

8月

 8月は最も暑い時期ですが、盆過ぎには夜が涼しくなり、気候の変化が激しいです。秋野菜の準備は計画的に行いましょう。

  • 植え付けは適期を守る
    セットタマネギ球は、白黒ダブルマルチの白を上にします。8月末に植え付け、11月末から収穫予定です。秋バレイショは、種いもを腐らせないために切断しない種いもを植えましょう。中山間地では8月末から植え付けます。平地では、納屋の育苗箱で芽だしを始めましょう。トマト黄化葉巻き病性品種のミニトマトは、開花苗をハウスに8月上旬に植え付け、9月中旬から収穫をします。
  • 油かすの性質を知り、上手く使おう。
    油かすの窒素成分は70%が肥料として効きます。そのうち70%が1週間でアンモニア態窒素に、3週間目にはすべて硝酸態窒素として野菜に吸収されます。遅効性肥料のため、基肥に施しましょう。

7月

 梅雨も後半に入りました。梅雨明け後には暑さも本格的になります。障害がでないように対策を考えましょう。

  • 暑さと大雨対策
    夏に黒マルチを使用すると、地温が上がりすぎるため、敷きわらを使用します。ハウス栽培では、強日射を和らげる遮光資材で涼しい環境をつくりましょう。梅雨の大雨に備え、排水溝の整備を必ず行っておきましょう。
  • 収穫が最盛期に
    5月に植えた実物野菜は、7月末に収穫が最も多くなります。不要な枝や古い葉をとり除き、奇形果は早めに摘除して通風を良くしましょう。
  • 実物野菜の生育の診断
    ナス、トマト、キュウリ、オクラなどの実物野菜の生育が順調か、芽の先の開花場所を見て診断しましょう。花が生長点付近に咲いていると生育が悪くなっています。定期的追肥や果実の若どりをして勢いの回復に努めましょう。

6月

 梅雨入りの時期です。雨や曇りの日が多くなるので、色々な障害がでないように対策を考えましょう。6月は、作物の生育に合った気温となるため生育が早まります。

  • 水はけを良くする
     うねが雨で崩れたり、通路に水が溜まったりしていませんか。排水路にむかって水が自然に流れ出るよう整備しましょう。
  • 高うねとマルチが活躍
     うねの高さが低いと、大雨が降ったときなど通路に水が溜まりやすいため、高うねが有効です。ポリマルチは、土が硬くならない、除草がラク、肥料が流れにくい、湿害がでにくい、土壌の跳ね返りを防ぎ、ナスの綿疫病の蔓延が遅いなど様々な効果があるので、ポリなどでマルチを行いましょう。梅雨明け後は土が乾燥しにくい利点も活かせます。
  • 追肥
     5月頃に植えた実物野菜は、6月末には収穫ができます。基肥は野菜の草姿つくりと一番成りの収穫までに効果があり、野菜に応じて追肥します。ナス、キュウリ、ピーマンの追肥は、株とうね肩の中間に「NK化成」を1日に20g/㎡(有機入り肥料の場合は倍量)、次回は15日後に1回目の場所の反対側に行いましょう。
  • 障害を見分ける(生理障害、病害、虫害)
     気温が高くなり虫害や降雨のため病害が多い時期です。さらに、軟弱な生育、湿害による根傷み、急激な強い日差しによる生理障害が発生しやすいです。必要に応じて、月2回の追肥、定期防除を心がけましょう。