農作業ワンポイント

12月

 本格的な低温の時期です。農作物の生育はいかがでしょうか。ビニルトンネル栽培では、換気をしながら、トンネル内の温度管理に注意しましょう。

  • トンネル栽培をして早出し
    トンネル栽培をした極早生タマネギ品種は、1~2週間程度の早出しが可能です。極早生は日長11.5時間、10℃前後で3月上旬から球の肥大が始まります。
  • アーチの間隔は60cm、被覆資材はPOフィルム
    トンネルのアーチは60cm間隔、べたつきにくいPO(ポリオレフィン)フィルムを使いましょう。風下側のすそのみを20cm上げると換気の手間が省けます。
  • トンネルの換気は、すそを開けるか穴空き資材で
    トンネルのすそを20cm上げて換気をするか、2.5cm間隔に大きくフィルムを開けたままで換気をします。丸い穴空き資材(ユーラックカンキ)の場合は、すそまで降ろしたまま換気できます。
  • 4月どりニンジン
    4月どりニンジンでは、12月中旬から2月上旬までは、密閉します。その後、35℃以上にならないよう日中(午前8時~午後3時)換気し、3月中旬まで慣らしていきます。
  • 防寒・防風の簡単な手段は、べた掛け不織布
    べた掛けの代表的な方法は、直掛けと浮き掛けです。不織布を直掛けすると、保温力はビニルトンネルより劣りますが、生育中のリーフレタスの寒痛みが防止できます。草丈の高いホウレンソウなどはトンネルに不織布を浮き掛けし、穏やかに生育を進めましょう。

11月

タマネギの植えつけ時期です。品種に合わせて適期定植しましょう。               

  • 11月下旬からセット球タマネギの収穫
    8月末に植えたセット球は秋に太り、3か月ほどで収穫が始まります。葉タマネギの出荷の場合、登録農薬が限られます。
  • 11月上旬は極早生、早生タマネギの定植時期
    10月下旬から11月上旬は、極早生、早生品種の定植時期です。黒マルチを用いて、植え付けましょう。
  • 11月中旬は中生、下旬は晩生タマネギの定植時期
    5月中旬から収穫予定のものは、11月中旬に植え付けましょう。貯蔵は11月下旬から遅くとも年内に植え付けましょう。
  • ホウレンソウを播種し下旬からトンネルがけ
    2、3月どりのホウレンソウの種播き時期です。露地でも良いですが、ビニールトンネルのすそをすかして張り、汚れを防いで生育促進に役立てましょう。
  • ニンジンを播種し下旬からトンネルがけ
    4月どりニンジンの種播き時期です。晩抽性種を穴あきマルチには播種後もみ殻をかけ、発芽揃いまで潅水します。下旬からビニールトンネル被覆し、30℃で換気します。

10月

 気温が20℃を下回る日も多くなり、野菜が順調に生育しますが、害虫も発生しやすくなります。適期防除を心がけ、肥料切れしないよう追肥しましょう。

  • ニンニクの植え込み
    土作りした畑で、植え付け1週間前までに緩効性肥料を施し、耕うん・うね立てして黒マルチを張ります。条間25㎝、株間15㎝で植え付けます。りん片を1片ずつはずして、深さ3~4㎝、芽を上にして植え付けましょう。
  • ソラマメ、エンドウの播種
    開花・結実は日当たりのよいところが適しています。ソラマメは3本仕立てにするため株間60㎝で、エンドウは株間40~50㎝で実エンドウは幅をあけます。ソラマメは15日ほど芽だしポット苗または、芽だし種を植え付けます。
  • キャベツ類の追肥
    キャベツは、外葉が大きくなり始めています。定植後2週目に追肥1回目、結球初期までに2回目の追肥を行います。11月まではNK2号、12月からはS646を用いると良く効きます。
  • キャベツ類の防除
    植え付け時の殺虫粒剤やかん注した殺虫剤は、1か月すると効果が落ちてきます。コナガ、アオムシ、アブラムシ、ナメクジの発生に留意し、結球始めに防除を徹底しましょう。
  • ホウレンソウは何回かに分けて種播き
    10月上旬に播くと、11月下旬の収穫。10月中・下旬に播くと1月の収穫の予定です。寒いときは、草丈20㎝くらいでビニールをかけ生育を促し、草丈25~30㎝で収穫。株間は5㎝を確保します。